クリンチングファスナーは金型


運営;クリンチングファスナー普及委員会
スポンサー;株式会社ユーロテック
かしめるではなく圧入 Cファスナーの歴史

クリンチングファスナーは金型

クリンチングファスナーは、インサーション・マシン等を使って 鋼板こうはん などに大きな力で押し付けられます。  プレスと 金型かながた被加工物ひかこうぶつ の関係を考えた場合、 クリンチングファスナーは高強度を持っており、自身が変形する事無く、鋼板を変形させるための 応力おうりょく を鋼板に伝えます。  そして、クリンチングファスナーは、 一般的な 塑性加工そせいかこう で言うところの金型の役割を果たして鋼板を 塑性変形そせいへんけい させます。 
直接、材料に接し応力を伝えて塑性変形を発生させるツールの事を、 一般的には金型と呼びますので クリンチングファスナーは、紛れもなく金型である と言えるでしょう。
しかも、その塑性変形が発生する体積は、 材料板厚の1/2の範囲であり、 金属製品製造業で行われている塑性加工の中で、最も微細な塑性加工と言えます。

しかし、一般の金型と大きく異なる点は、その後、 金型自身が製品となる という点です。
筆者は、そんな金型を見た事がありません。
一般に、上記の点によって、 クリンチングファスナーとファスナー圧入を理解する事が難しくなってしまうので御注意下さい。 

両者の概念の違い

金型自身が製品となる事により下記のような概念の差を理解する必要があります。


上記に示すように、通常の塑性加工では、下記の3者の関係となります。
 ① プレス ( 加圧機 )
 ② 金型 ( 型 )
 ③ 被加工物 ( 鋼板 )
しかし、ファスナー圧入の世界では、
 ① インサーション・マシン ( 加圧機 ) 
 ② ツール ( 工具 ) 
 ③ クリンチングファスナー ( 金型 ) 
 ④ 被加工物 ( 鋼板 ) 

の4者の関係になります。
そのために、クリンチングファスナー圧入の世界では、 金型かながた のようにインサーション・マシンに取り付ける 工具こうぐ は、 金型かながた とは呼んでおらず、 圧入あつにゅう ツール と呼びます。

これも型

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