クリンチングファスナー反りを抑えるリテーナーツール


運営;クリンチングファスナー普及委員会
スポンサー;株式会社ユーロテック
発生が予防できない不具合 圧力制御

トラブル対策14 圧入時の反りを抑えるリテーナーツール

クリンチングファスナーのナット類では、 1枚の板に複数の圧入が行われる場合が良くあります。  この時に、インサーション・マシンの設定などを最適に行っても、 真直ぐであるはすの板に、反りが発生する事があります。(左図の左側参照) これは圧入時の余変形によって発生するものです。  一般的なプレス技術でも、そうであるように板押えを行う事によって解消する事が、 可能となります。(左図右側参照)

反りは、その板に対するナット類の圧入数が多ければ多いほど、大きな反りが発生してしまいます。  そのために、これが無ければ、鋼板、アルミ板、ステンレス鋼板に大量にナットを 取り付けた後、反りを取る作業が必要となってしまいます。  リテーナーツールは、インサーションマシンのロワーツール(下側)を交換する事で 使用可能な、板押え機能が付いた圧入ツールです。  なお、上の図は解り易くするために反りの大きさがデフォルメされていますのでご注意ください。

リテーナーツールは、Eurotecさんからインサーション・マシンのオプションとして、 発売されており、近年では、ナット類圧入の際の必須アイテムとなっています。

クリンチング・ナットを圧入する時
板に反りが発生した場合は
インサーション・マシンのロワーツールとして
リテーナーツールを使用すると
反りを無くす事が出来ます。


インサーション・マシン その他の周辺装置

■ ポジティブ・ストップ読取装置

ポジティブ・ストップとは、 圧入ストロークが下がり過ぎた時に停止する位置です。  これを調整する時に、ストローク位置を確認する装置です。

■ パーツ・ロケーション・ライト

位置決めピンと母材の下穴を 合致させる時に使用します。  母材にライトの光を当てて、 板の上から位置決めピンの位置が解るようにするための装置です。

■ スクエア・チップ・ホルダー

折り曲げの際などの圧入に 干渉領域が少ないロワー・ツール・ホルダーです。 標準では、もっと大きなホルダーが付いています。

■ MAS

クリンチングファスナーの自動供給装置(大容量)です。 ボウル径×深さ(310×100)mm 振動とエアーを使って、クリンチングファスナーの上下を揃え、かつ、一個づつインサーション・マシンに渡します。

■ タレット

4種類のロワー・ツールを、あらかじめセットしておいて、 手で回転するだけで、必要なロワー・ツールをセット出来ます。

■ Jフレーム

クリンチングファスナーを圧入したい板金部品の形状が複雑で、 圧入位置の延長線上に、板金部品が干渉している場合、 それを避けて、クリンチングファスナーを圧入出来ます。

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